
今回は公益事業委員として活躍されている、三田国際法律事務所の代表弁護士 鈴木ゆりかさん(特別会員)にお話を伺いました。
芝法人会を知ったきっかけは、事務所の郵便受けに勧誘リーフレットが入っていたことでした。
現在は、インターネットの発達により、必ずしも顧客と対面しなくとも弁護士業務を行うことができる時代になっています。
実際、当事務所でも海外の企業や個人からご依頼を頂いております。
しかし、依頼される企業や依頼者の方が弁護士に相談される場合、いろいろと不安を抱えられていることが多く、やはり弁護士と直接話すことで安心されることが多くあります。また、ご相談も急を要することが多々ありますので、直接対面は今でも重要だと考えています。
そういった時に、すぐに直接相談に赴くことができるということはやはり大きな利点ですから、近隣企業の集まりである法人会に仲間入りさせて頂き、地域に貢献できればと思い、入会しました。
法人会に入会すると同時に青年部会に入会しました。
青年部会ではもともと外山さん(前部会長)と面識があったということもあり、経営者の皆さんとは違った目線(法律的な視点等)で青年部会の事業を見ることができると思い、そのような立場で進言させていただくこともございます。
租税教育活動を行ったみなと区民まつりが、青年部会で一番印象深い活動です。
子供と税金との関係を考えると、まず家庭では税金の話が出ることはあまりないでしょう。
仮にあったとしても、親が「税金が高くて大変」などと言っているのを聞いていると、子供たちは税金に対してはマイナスイメージを抱いてしまいがちだと思います。
そう考えると、子供たちに、税金についてよい形で関心を持ってもらうというのはなかなか難しいことだと思っていました。
しかし、まつり当日、ブースで税金に関するクイズなどを子供達が楽しそうにやっているのを見て、少しでも良い意味で興味を持ってもらえたかなと感じました。
青年部会に入ってよかったと感じるのは、仲間を通して経営者としての考え方に触れることができるということでしょうか。
私自身は会社を経営したことはありませんが、お客様(クライアント)は企業経営者ですから、そういったお客様の物の見方・考え方を知るというのはとても大切なことだと考えています。
法人会は企業経営者の集まりですから、青年部会の仲間と懇親会などで、堅苦しい仕事の話ばかりでなく、とりとめのない話をする中からでも、企業経営者の考え方や視点などを垣間見ることができるのはとても勉強になっています。
品川駅港南口に法律事務所を構えています。
取扱業務は企業法務全般及び一般民事事件です。不動産・建設・流通・美容関連の業界が主なお客様です。
ご依頼・ご相談内容としては、取引先との契約関係、社内の労務関係といった企業経営の日常的なご相談や、海外企業との間の英文契約書を含む契約書の作成・チェックなどが中心です。
個人のお客様から受けるご依頼は、相続・離婚・交通事故及び住宅・建築関連のトラブルなどが中心です。最近はインターネットの普及で海外からのご依頼なども増えています。
弁護士というのは「経営者」というより、「職人」的な側面が強いので、経営者としての心がけとしては皆さんから学ばせていただかなければならない点が多々あります。
その中でも、やはり一番には個々のお客様にとって、お支払い戴く報酬以上の実質的な利益を提供し、またそれをお客様ご自身にも実感して頂ける仕事を提供するということに尽きると思います。
そのためには、一つ一つの案件の解決に関してできるだけ多くの選択肢をご提案し、その中でそのお客様にとって最も良いものは何かをお客様とじっくりお話ししながら進めるということを心がけています。
もともと神社が好きで、旅行に行くと必ず地元の神社にお参りしたりしていました。
神社というのは基本的に気のいい土地に建てるので、神社は一般的に普通にパワースポットなんです。
その中でも伊勢神宮の「気」は特別な感じで、その場にいるだけでパワーを戴けることを感じます。
遠方なので、なかなか頻繁には行けませんが、できるだけ時間を見つけて行くようにしています。
伊勢神宮に行かれることがあったら、是非内宮の池の鯉を見てみて下さい。あまりにも立派な大きな鯉でびっくりしますよ。
青年部会で部会員間でのそれぞれの業界の現況などの情報交換ができたら良いと思います。
青年部会はせっかく様々な業種の経営者達が仲間になれる会ですから、本当の意味での異業種間の情報交換ができれば勉強になるのではと思います。
といっても、あまり大げさなものになると話す側にも負担になりますから、たとえば一人5~10分程ずつそれぞれの置かれている業界の現況や動向、課題などを話すといった程度のライトな情報交換会などを定期的に開催できたら面白いのではないかと思います。
インタビューにご協力頂きありがとうございました。